君と私が出会ったとき 登場人物
べリアル
霊界屈指の名門・バアル一族の二代目当主。
外見年齢が若く、それ相応の言動を取るが、その実結構なお年でもある。
口癖は『○○とか知る由もないわ~』で、これに三回耐えたものにしか、そのものが欲する情報を与えない。
シャヘル/ルシファー
ルシファーと言う名で有名な神族の一人。
サタンの契約相手。シャヘルだと神族が一人の扱いだが、ルシファーだとジンの扱いなので、シャヘルと呼ばれることを好む。しかし、残念ながら、ルシファーの方が圧倒的に知名度が高く、そのためここ数百年はずっとぐれて職務放棄している。
サエーナ
サタンのかつての同僚。人間だった彼をジンにスカウトした一人。本性はサエーナ鳥という霊鳥、つまりジンである。
サタンの話によれば、”キレイ”系男子だそうだが、ベルゼビュートによれば特に変哲もない普通のイケメンだとのこと…。
ソロモン
イスラエル王国二代目国王・ダビデの息子。母はバト=シェバ。アディドヤ、と呼ばれることもある。
ひょんなことから、霊界に命を狙われ、そのついでに禁忌が一つ”智慧”の指輪を手に入れてしまう。
本人に王位を継ぐ意志はあまり見られない。
アディドヤと呼ばれるのを嫌う。また、母の企みにうすうす気が付いている。
姪のタマルと非常に仲が良い。
ダビデ
イスラエル王国二代目国王。老王である。
ここ数年、長男・アムノン、三男・アブシャロムと子供たちの死が重なり、心身ともに堪えているところがあるよう。
治世も終わりに近づいているが、アブシャロムの一軒を引き摺っているのか、後継者を指名していない。
サタンを(種族も違うのに)実の子供の様に可愛がっている。
アドニヤ
イスラエル王国二代目国王・ダビデの四男。すぐ上の兄・アブシャロムの死により、王位継承最有力候補に浮上した。
アブシャロムを慕っている。
そのため、王位を継ぐ意志はあるが、アブシャロムこそが王に相応しいと、彼の死後も信じて疑っていない。
タマル
イスラエル王国二代目国王・ダビデの孫娘。父はアブシャロム。
年が近いため、叔父のソロモンとはきょうだい同然に育つ。
女性でありながら、ソロモンには同等の立場で物を言うが、父の死後、立場が危ぶまれている。
ベルゼブブ
霊界の名門一族・バアル一族の一人。
人間だったサタンをスカウトした張本人。そのため、非常にサタンから恨まれている。
しかし、サタンを己の眷属に出来なかった為、代わりにソロモンを狙っている。
アブシャロム
イスラエル王国二代目国王・ダビデの三男。母はゲシュルの王・タルマイの娘・マアカ。故人である。
ダビデに最も愛されていた。しかし、父と兄の罪故に彼らを許すことが出来ず、兄を殺害し、王位簒奪を試みた。が、反乱の途中に戦死。遺体は見つかっていない。
彼の長髪と美貌、カリスマ性は有名だった。